12月, 2018年
消化訓練
消防士さんによる消火訓練が開催されました。
消防士さん達が消防車に乗ってくるという事で、嬉しくてお昼寝出来ずに参加した園児さんもいました。
ドキドキして眠れなかったそうです。
冬は気温が下がると火災が発生しやすいようです
特にお年寄りの方が電機ストーブを使って寝てしまうと火災になるケースが多く、石油ストーブは危ないからと消して寝るのですが、電気ストーブは「電気だから安全」と思い、点けたまま寝てしまい洗濯物やタオル、布団に燃え移ってしまうようです。実際ストーブに触れていなくても、5㎝~10㎝離れた所にある布類に電気が当たって火が出てしまう事も在るようなので、注意が必要です。1分で焦げ始め、2分で煙が出て、たった5分で炎がでるそうですので油断できません。
といいうことで、もしもの事があってもすぐに対応できるよう日頃から訓練したり、火事に対する意識をもって生活することが大切です。
今日は消火器による初期消火の訓練をしました。
実際に消火器を持ってみます。
「けっこう重たいね。」
消化器の使い方を学びました。
ポイントは「き・ほ・ん」という3文字の言葉で覚えました。
き・・・黄色のピンを抜く(消火器の)
ほ・・・ホースを持つ
ん・・・「ん~!」とレバーを強く握って消火器を噴射させます。
5m離れた所から箒で葉湧くように近づき、出火している物体にかけます。
(煙にかけても火は消えません)
その時に自分が逃げられるように逃げ道を必ず背後に確保しておきます。
もしも、火が天井近くまで登ってしまったらもう、初期消火せず消化器を投げ入れて逃げて下さい。
そして、消火器は家庭の場合、玄関に設置しておくのが良いそうです。
キッチンのガスコンロ周りが良いと思われがちですが、あまり近くにあると、実際出火したものを目の前にするとパニックになり、消火器の使い方がわからなくなったり、消火器をそのまま投げ込んだりしてしまうそうで、ちょっと離れた場所に採りに行く方が頭が整理され、冷静に消火活動が出来るそうです。
人間ぱにっくになると、ほんと、日頃出来てることが出来なくなったり順序が分らなくなったりしますよ。
特に火事なんかは人生一度あるかないかの出来事にぶつかると、消火器のように日頃使わない物は使い方がわからなくなると思います。
救急車の見学をさせてもらいました。
救急車の中をわかりやすく説明してくれ、皆の質問にも答えてくれました。
消防車も見学しました。
火災の現場で使用する酸素ボンベの説明もありました。
子ども達の質問に丁寧に分かりやすく答えて下さっていました。
楽しかった時間はあっという間に過ぎてしまいました。
消防士さんや消防車とのお別れが悲しくて泣いてしまう子もいました。
子ども達からプレゼントをお渡ししました。
「お仕事頑張ってくださいね。」
皆で姿が見えなくなるまで手を振りました。
今日は消火訓練指導をありがとうございました。
子ども達の大切な命を守るためには、私達一人一人が火災に対する意識と、とっさの時に行動できるよう意識を高め訓練しておくことが大切だと思いました。
菜園活動
しばらく寒い日が続き、冷たい風に当たるとつい身体を縮めてしまいますが、元気いっぱいの子ども達と一緒に菜園活動に取り組むと暑くなってきて、ジャンバー等の上着を脱ぐ子もいます。
寒さの中、自分たちが植えた二十日大根やホウレンソウや小松菜の芽がなかなか出てこないので心配したり、スナップエンドウが可愛らしい芽を出して、日々少しづつですが成長しているのを見ながら、自然の中で命が育んでいく姿から皆様々な事を感じ取っているようです。
さて、今回はジャガイモの収獲をしに皆であおぞら農園にやってきました。
春じゃがの時よりお芋が少ないように思えますが、寒さのせいでしょうか。
皆宝探しみたいに、お芋が出てくるたびに歓声をあげます。
2歳児さんも頑張って掘ってくれました。
結構掘れました。
掘ったお芋を先生達が土を落として洗っていたら、「私もしたい。」とお手伝いに来てくれました。
「今日はお水が冷たいから、先生がするから皆遊んでていいよ。」といってもドンドン積極的に洗いに来てくれました。
おかげでお芋がきれいになりました。
早速その日のおやつで蒸かしイモにして頂きました。
特別な味付けはしていなくても、お塩をつけるだけでお芋そのものの美味しさが感じられます。
今が旬のジャガイモや、人参、ごぼう、レンコンなどの根菜類は冬に食べると身体を温める作用があり、免疫力もあげてくれるので、どんどん食べましょう。 これから給食に色んな形で出てきますよ。
楽しいクッキング♪
皆でツルを植えて育てたさつま芋を使って、スイートポテトを作りました。
管理栄養士の増永先生との初めてのクッキングで、先生もちょっぴりドキドキ。
オーブンレンジも新しいものに買い替えて、昨日設置いたしました。
美味しいスイートポテトが無事にできるといいな。
最初に蒸かしたお芋を熱いうちにつぶしました。
お友達と協力して、良い感じのマッシュポテトになりました。
「このまま食べても美味しそう。」
量りと軽量スプーンでお砂糖と計量カップで生クリームを測ります。
生クリームにバター、お砂糖をよく混ぜます。
「なかなか混ざらないね~。」
混ぜた生クリームはマッシュしたサツマイモに入れて、卵やバニラエッセンスも入れ混ぜました。
「わーっ良い匂いがするね。」
仕上げに混ぜます。
良く混ざったら型に入れました。
綺麗に入れるのって難しいね。
表面に卵黄を溶いたものを、刷毛で塗ります。
溶いた卵黄は皆塗りたいので、順番に塗っていると、本来塗るべき量よりかなり多めに塗っているような気がしました・・・。
卵の層のテカテカした部分にかなりの厚みが感じられます。
「ちょっ!ちょっと卵塗りすぎてない?」(; ・`д・´)
上に黒ゴマを散らします。
最初ゴマはパラパラとちょっと散らす予定でした。
しか~し、
皆黒ゴマを散らす作業がしたいとの事で、皆で順番に振りかけていると、だんだん表面が真っ黒になってきました。(;゚Д゚)
「もう胡麻はあんまりかけなくて良いよ。」と言っても皆かけたいんですよね~。
「いいよ、いいよ、好きなようにおかけなさい。」
どうしても同じ場所にゴマが集まっているようですが、まあ良いでしょう。
(しかし、この卵黄塗りすぎ作業と、ゴマかけ過ぎ作業が後で功をなすことになるとは、皆知る由もありません。)
皆一通りゴマをかけました。
出来たスイートポテトと一緒に記念撮影しました。
さ~今から焼きますよ!
皆チームワークが良かったです。
でもゴマの黒さだけ妙に目立ちます。
この時点では、いわゆる「インスタばえ」、というものがしない感じのスイートポテトになりそうです。
でも、味が良ければいいのよ!
ここまで自分たちで楽しくクッキング出来たので、大満足です。
オーブンレンジで30分焼きました。
おっ!けっこう美味しそうですよ。
表面も皆が卵黄を一生懸命塗ってくれたので、良い感じにテカリと焦げ目があります。
なかなか美味しいスイートポテトで、皆出来栄えに大喜びです。
特にこの卵黄と黒ゴマのいるようでかけ過ぎた部分が香ばしく、ものすごく美味しいと大評判でした。
いや~、やってみないと分からないものです。
「スイートポテトはゴマと卵黄を多めに」というのと、何でも固定観念に捕らわれず、みんなで楽しくやってみよう!というのが、今回のクッキングの学びになりました。
失敗の失敗は、成功なのだ!
花組さん達も喜んでくれました。
お兄さんお姉さんが育てたお芋で、手作りしたスイートポテトの味は、愛情たっぷりで美味しいですね。
また楽しいクッキングをやってみたいと思います。
菜園活動
大分寒くなって日照時間が短くなってきましたが、二十日大根の種を植えました。
「先生20日で芽が出てくるの?」
「そうそう、よく分かったね。」
春菊・小松菜・ホウレンソウ・サラダミックス・スイスチャード(虹色菜)の種も植えました。
おそらく春に収穫となるのではないでしょうか。
野菜さん寒いけど頑張って!
子の種を今から植えていきま~す。
株の収獲もしました。
ホウレンソウや小松菜も収穫して、給食の先生に美味しい給食を作ってもらいます。
色んなメニューに入れて、皆が野菜を好きになってくれるよう、工夫してくれています。
野菜も葉物など緑の野菜や、緑黄色や人参・大根・ごぼう・レンコン・芋類や肉魚などの動物性タンパク質や大豆などの植物性タンパク質やワカメ・昆布などの海藻類等がバランスよく摂取できるようになっています。
味も砂糖や化学調味料を使わず、食材本来のうま味や出汁の味を生かした薄味が基本です。
将来皆が大人になって、おじいちゃんおばあちゃんになっても元気でいられるように、乳幼児期からの食育を大切にしています。
2歳・3歳の頃はまだ好き嫌いがあっても、年長さんになってくると粗なくなります。
家では野菜を食べないと心配されるお母さんもいらっしゃるようですが、保育園に来ると、お友達といっしょに食べるので、頑張って食べようという気持ちになるようで、最後まで食べてくれます。
しっかり身体を動かすのでお腹もすくし、自分たちで育てた野菜であるという愛着や、それが自分たちの身体を作ってくれているという事がわかってくるようです。
食べたら元気になるのを実感しているのだと思います。
健康な身体は食事からですよ。
皆美味しく食べて、風邪を吹き飛ばして冬をのりきりましょう!