水害避難訓練

2020-06-26

朝方大変な大雨で雷が鳴り寝られなかった方もおられたのではないでしょうか。

今日は保育園の水害の避難訓練でした。

 

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これから大雨や集中豪雨や台風による風水害が予想されますので、その時にみんなでどのように行動するかについて実践訓練を行いました。

 

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車で避難する前に花組さんのお部屋に、1歳児さんから5歳児さんまで自分で荷物を持って靴を玄関に置いて集まり、水害についてのオリエンテーションがありました。

 

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水害が起こるとどうなるかなど写真を見ながらお話があり、みんなでどのような行動をとる事が大切かについての説明がありました。

 

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先生の説明をよく聞いていました。

特に年長さんは「はい」とお返事もしながら背筋を伸ばして模範的な姿勢で聞いていましたよ。

 

保育園の横の城井川の水位が上がると、川が氾濫するおそれがあるため早めに子ども達を、先生達の車に乗ってもらい、下城井小学校に非難してもらいます。

 

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花組さんもいつもと様子が違って、みんな真剣に静かに座ってお話を聞いていました。

 

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今から避難します。

 

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先生の車まで歩きます。

3歳児さんは初めて自分で荷物を持って行う水害訓練でした。

昨年の2歳児さんまではリュックサックの荷物の準備は全部先生が用意していたのですが、3歳児さんになると先生のお話をしっかり聞いて、指示に従いながらお友達と協力して行動しないといけません。

自分のリュックサックや水筒、靴を持って集合場所の花組さんのお部屋に行く事になっていたのですが、水筒を忘れてしまったり、靴を皆で履きに行って違う場所から外に出ようとしてしまったり、リュックサックのファスナーが空いていて中の荷物を落としながら気づかずに行ったり、長靴を持って水筒を持ったら肝心のリュックサックを置いてきてしまったりと、ちょっと大変だったのですが、今回が初めての自分で行動する水害訓練だったので難しかったと思いますが、それぞれ皆頑張って一生懸命に行っていました。

災害は自分の命や皆の命を守る事が一番大切であると同時に、周囲に出来るだけ迷惑をかけないよう、もと居た場所に後戻りが出来ない事が基本ですので、自分の大切な荷物はしっかりと持っていく事を身につけないといけません。

誰かが持って行ってくれる、後で何とかしてくれる、という事がイザとなったら出来なくなる、してあげられなくなるかもしれないので、「自分の荷物は自分で持って歩く」という事など、1歳児さんから毎日の積み重ねで行う事が大切になります。

でも今回は訓練で練習だから、ちゃんと出来ない事があっても大丈夫ですよ。

何事も経験しないと学べないので、もし失敗しても、自分で「今度は気をつけよう!」と思うことが最も大切で、その経験が本当の災害や危機の時に役に立ちます。

そして先生達も緊急時に子ども達が、「このような場合に、このような行動をするかもしれない。」という一人ひとりの子どもさんの行動の予測が出来るため、子ども達の行動は先生達にとっても訓練になります。

先生と子ども達の、お互いの信頼関係とチームワークが命を守ります。

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星組さんは2回目の水害訓練だったので、先生と年長さんの植村くんの後についてしっかりと行動が出来ていました。

 

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みんな落ち着いていて、先生が指示したお友達同士2人1組で手を繋いでサッと行動していました。

 

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ケンカもせず、ちょっかいもかけず「自分が先に行く!」とか押し合ったり、「抱っこ!」と言ったり、無駄話もせず、別行動をしたりもせず、ちゃんと順番を守って行動していました。

素晴らしい!!

 

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1歳児・2歳児さんも先生の車に乗るのを静かに待っていました。

 

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ちゃんと靴を履いて先生の後を付いて、泣いたり、飛び出したり、お友達同士押し合ったりもせずに落ち着いて、順番を守って自分で歩いて行動していました。

 

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先生のお話の通りにちゃんと待っていて、先生が動くと皆パッと立ち上がってついて行っていたので、凄いなとちょっとビックリしました。

いつも遊んでいる時と全くちがいます。

子どもっていざとなったらシッカリ出来るんだなと思いました。

花組さんは最近、点呼をして電車ごっこも上手に出来るようになったので、いつの間にか皆成長しています。

 

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園の周りの環境によって、安全な避難場所になるべく川から離れた避難経路を通って避難します。

 

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車から降りて避難場所に向かいます。

 

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階段も落ち着いて並んでいました。

 

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訓練の実践を終えて最後のオリエンテーションも、みんな綺麗に座ってお話をよく聞いていました。

お昼ご飯前だったのでお腹も空いてきたと思いますが、みんな最後までお約束とチームワークを守って、本当によく頑張っていて立派な行動がとれていました。

 

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1歳児さんも、ちゃんと正座して先生の持っている写真を見ながらお話を聞いていてビックリ。

普段はあんなに走り回って元気いっぱい、お話大好きなのにイザとなったらちゃんと出来るんですね。

先生安心しました。

お兄さんお姉さん達が頑張っている姿を見て、影響されるのかもしれません。

本当の風水害の時は、風で飛ばされそうになったり、雨が沢山降っていて足元が滑りやすかったり、視界が見えにくい、注意が散漫になる等が起こることが予測され今回よりも大変だと思います。

 

子どもさん達を安全に保護者の方に引き渡すため、職員と園児さん、そして保護者の皆様の互いの協力が必要です。

保護者の皆さまには、子どもたちを避難場所に早めに避難させてからお迎えの電話連絡を行う予定です。

もしお迎えが来るのを待っていたりして、出発が遅れたり、待っている間に集中豪雨で道路が遮断されたり、川が氾濫してしまい避難が出来なくなる事を避けるためと、行き違いが出来ることを防ぐためです。

保育の目標の一つに「保育の中での様々な体験により子どもが将来の生きる力を身につけること」というのがあります。

子どもの命を守るためにもお友達同士のチームワークも大切で、今回のような特別な訓練だけでなく、日頃の園での生活や活動の積み重ねや、あそびの中で培った事が全て生かされてきます。

 

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