「ゆかり」ふりかけ作り
2015-08-12
昨年の月組さんと星組さんが作ってくれた梅干しの紫蘇で「ゆかりふりかけ」を作りました。
お天気の良い日にお外で紫蘇を乾燥させました。
紫蘇はみんながお箸でザルの上に広げてくれました。
葉の表面が乾燥したら、お箸でひっくり返して葉の反対側を乾燥させました。
紫蘇の葉はだんだん小さくなってきました。
さて今日はその紫蘇をビニール袋に入れて揉んで細かくしました。
おいしい「ゆかりふりかけ」が出来ますように。
紫蘇の美味しそうな香りがします。
白ご飯にかけて食べるのが楽しみですね。
私は以前から、なぜ紫蘇のふりかけの事を「ゆかり」というのか疑問に思っていましたが、今回のふりかけ作りを切っ掛けに調べてみると、「ゆかり」ふりかけを作っている会社の三島食品さんのHPに由来が記載されておりました。
紫と書いて「ゆかり」とも読まれるようで、その語源たどると、古今和歌集の
「紫の ひともとゆえに 武蔵野の 草はみながら あはれとぞ見る」
という歌があり、
「紫草が一本咲いている縁だけで、武蔵野の草花が皆愛おしく、感じてしまう。」
という意味だそうです。
私は紫草とは紫色の花を想像してしまったのですが、ネットで調べてみると、白い小さな可憐な花が咲く草花で、「紫根」(しこん)とも言い、根が紫色の染料や薬になり、昔の人は着物を染めたり、解毒や解熱、皮膚疾患の薬に用いられていたそうです。
紫草は根が十分な大きさになるまで2~3年かかり、そこまで育つまでに殆どが枯れてしまったり、全滅したりしてしまうため、生産するのに苦労し、とても貴重な植物だったようです。
ゆかりは、「紫」「ご縁」という意味合いで名づけられたそうです。